現役エージェントが教える転職の極意

都内で働く現役エージェントによる転職・キャリアに関するブログ

誰も教えてくれない転職における年収(お金)の話

こんにちは。タケです。

多くの方にとって、転職において年収(お金)の話は

切っても切り離せない大切なものです

今回はあまり誰も教えてくれない、

でも、なんだかちょっと聞きづらい、

転職における年収(お金)の話をしようと思います。

 

  

年収(お金)と転職理由

人が転職をする理由は以下の記事でも書かせていただきましたが、

私が日々面談する転職検討者の方々の中にも、

年収(お金)を理由に転職希望される方はいらっしゃいます。

 

人が転職をするたった2つの理由 - 現役エージェントが教える転職の極意

 


私の肌感覚では転職検討者のうち、

年収アップを1番の理由で考えている方が全体の2〜3割くらい、

年収アップも転職理由の1つという方が全体の7〜8割くらい

という印象でしょうか。

 

年収(お金)が転職理由になる背景

年収が転職理由になる際、具体的には以下のような心理があります。 

  • とにかく現在年収が低くて不満
  • 同期や同世代と比較した現在年収に不満
  • 出来ない社員と比較した現在年収に不満
  • 今の会社で将来的に年収が上がっていくのか不安
  • (家庭)環境の変化に対して現在年収で対応できるか不安
  • 将来の夢や目標のためにお金が必要


一言に年収アップといっても、様々な背景があるわけです。

あなたにも当てはまるものはありますか?

 

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年収(お金)の捉え方は人それぞれ

現在年収が高い / 低い、満足 / 不満足というのは

完全な主観によるものです。

年収400万円で満足している方もいれば、

年収1000万円でも不満を感じている方はいます。

もちろん都内のサラリーマンの平均年収や業界別の水準などはありますが、

転職を検討・決断している方にとって、現在年収が高い / 低い、

満足 / 不満足は主観的なものだと理解しておきましょう。

人によって環境や価値観が違うので、

どの程度の年収(お金)を求めるかは自由ですが、

年収アップを理由に転職を考えている方は、

  • 何故、年収を上げたいのか?
  • 今いくら欲しいのか?
  • 何歳までにいくら欲しいのか?

 

などは明確にしておいた方が良いでしょう。

 

中途採用面接においては、自己理解・自己認識と

何事にもロジック・根拠が求められます。

 

内定時の年収(お金)ってどう決まる?

転職 / 中途採用において、年収(お金)とはどう決まるのでしょうか?

そのメカニズム、プロセスを説明します。

 

 

あなたが無事に選考企業から内定を勝ち取って、

その内定通知書(オファーレター)に書かれてある年収のことです。

企業からの提示年収は以下の総合判断、

または企業における優先度で決められます。

 

  1. 企業内での給与基準

  2. 既存社員との相対比較

  3. 選考過程でのあなたの評価

  4. 現年収考慮

 

それぞれ説明していきます。

 

企業内での給与基準


あなたの在籍企業にもあるかと思いますが

企業には決まった給与基準というものがありますので、

それに沿って、どのグレードで内定を出すかという話があります。

受験する企業の給与水準は事前に調べておきましょう。

社長が年収800万円の会社に、年収1000万円で

中途入社するのはなかなか難しいものです。

 

既存社員との相対比較

例えば、あなたと同じような年齢、社会人歴、職位、スキル、

経験値の既存社員がいた場合、その既存社員の年収に

準拠されるケースが多いと思います。

当然といえば当然ですが、同じようなレベルの社員に対して、

明らかな年収差があるのは企業としては良くありません。

 

単純に年齢や社会人経験だけで見られてしまうケースもあり、

その場合は、「営業力が強い」「マネジメント経験がある」等、

パフォーマンスの高い方にとっては不利になる事もあります。

 

選考過程でのあなたの評価

これが最も自分で変えられる可能性のある内容です

一般的な中途採用においては、予め想定の年収レンジは決まっているものの、

選考過程での評価をもって、最終的なグレードやミッション、

それに紐付く年収が決定されます。

企業から強く求められる人材であれば、

「いくら出せば弊社に来て頂けますか?」

と聞かれることもあるでしょう。

そのように聞いて頂ければ有利に話を進められます。

 

現年収考慮

これは会社によって考え方は異なります。

現年収600万円だから500万ではかわいそうだし、

700万円までは出しすぎだろうと考える企業もあれば、

純粋に上記1-3の項目だけで判断して現年収600万円の方に

1000万円のオファーを出す会社もあります。

肌感覚的には8-9割くらいの会社は現年収考慮をしてきますが、

予め気になる場合はエージェントに確認してみてください。

あなたの年齢、社会人歴、在籍企業、経験内容と選考企業、

ポジションが分かれば【良いエージェント】であれば、

「選考過程の評価次第ですが●●〜●●万円だと思います」

教えてくれるでしょう。

 

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まとめ

これまで転職における年収(お金)にまつわる話をしてきましたが
年収決定の裏側には様々な背景があるのです。
 
どうしてこの年収なの?という問いにも
明確な答えがあります。
 
年収アップを目指すのであれば、少なくても
自己理解とともに年収決定のメカニズムを理解しておきましょう。
 
 
 キャリアにおける年収(お金)の話は
まだまだ書ききれません。
 
何をどうすれば年収が上がるの?
実際の面接の場ではお金の話はどうやって伝えれば良いの?
入社後の年収アップって企業ごとでどう違うの?
 
こんな事も気になってきますよね。
これらの事については、また、改めて書きたいと思います!
 
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以下のサイトでチェックしてみてください。