人が転職をするたった2つの理由
こんにちは。タケです。
私が勤めている転職エージェントにも毎日多くの方が
転職相談にお越しいただきます。
転職エージェントも企業の面接官も、
面談や面接時に必ず聞くことがあります。
「どうして転職しようと思っているのでしょうか?」
そもそもなのですが、なぜ人は転職をするのか?
ということについて考えてみたいと思いま
※日本人に限った内容です。
ありきたりな転職理由
転職エージェントとして転職希望者の方々と毎日話をしますが、
次のような言葉をよく聞きます。
- キャリアアップをし
たい・・・ - マーケットバリューを上げたい・・・
- 新しい環境でチャレンジしたい・・・
これらの言葉を否定するつもりはありませんが、
転職希望者の方々にその意味を深く掘
その言葉の真意は明確になっていないこともよくあります。
ありきたりな言葉だけでは転職エージェントも企業の面接官も、
あなた自身もあなたを理解することができません。
2つの転職理由
大枠での転職理由は主に2つしかありません。
※配偶者の転居や介護などの家庭の事情は除き、
ビジネスパーソンが主体的に転職をされるケースを想定しています。
- 現職に対する不満・不安
- 未来への希望
だいぶ抽象的な表現なので「??」かもしれませんが
大きく分けるとこの2つしかありません。
それぞれどういうことか説明していきます。
「現職に対する不満・不安」
これは言葉そのものですが、以下の4つの項目に対する不満・不安です。
会社(事業領域、商品 / サービス / プロダクト、ビジネスモデル、風土)
仕事内容(職種、業務範囲、自身の役割、ポジション、裁量)
人間関係(経営者、役員、上司、同僚、部下、先輩、後輩)
条件(雇用形態、勤務地、年収、月収、福利厚生、残業時間、ワークライフバランス)
誰しもが1つくらいは思い当たるものがあるのではないでしょうか?
「未来への希望」
大きな不満・不安はないんだけど実は・・・
という秘めたお気持ちを持たれている方はこちらですね。
心からやりたい事がある
叶えたい夢がある
目指している目標がある
在りたい姿がある
自身のキャリアビジョンがある程度明確であり
未来への希望がある!というのは素晴らしいことです。
表裏一体
「現職への不満・不安」はネガティブな転職理由、
「未来への希望」はポジティブな転職理由と感じるかもしれませんが、
2つの転職理由を見て、勘の良い方はお気づきだと思います。
この2つは表裏一体の関係です。
「現職への不満・不安」があれば「未来への希望」へと繋がり、
「未来への希望」があれば「現職への不満・不安」を振り返る事ができます。
自己探索をしよう
キャリア理論の中では「自己探索」「自己概念」
「自己一致」等といった言葉が出てきます。
よく大学生の就活で「自己分析」という言葉がありますが
平たく言ってしまうと、それと似たような考え方です。
自分はどうして転職をしたいのか?
何故、そのように考えているのか?
という事について理解
転職活動を進めていく上でも非常に重要になります。
仮に転職しないとしても、自己探索を深めれば人生の指針にもなります。
まとめ
2つの転職理由を挙げてみましたがいかがでしょうか?
大切なのは、転職をしようとする際に転職エージェントや企業の面接官に対して、
何より自分自身に対して、明確な転職理由を語れる事です。
転職理由を知る事が、転職を成功させる第一歩だからです。
では、面接の中でそれをどういう風に伝えれば良いのか・・・
ということ